株式会社白河グループ 代表の河野です!
会社をやっていると、相談を受けることがよくあります。
「まずは知名度を上げたいんです。広告やSNSに力を入れたい」と。
その気持ちはよく分かります。でも、正直に言うと・・・それは一番やってはいけない順番です。
僕自身、昔は同じ勘違いをしていました。とにかく露出を増やせば売れるだろうと信じていた。でも結果は散々でした。広告費は消えていく、フォロワーは増えても売上は動かない。知ってもらうだけでは人は買わない、当たり前のことにようやく気づいたんです。
会社にとって致命的なのは、認知を広げただけで「やっている気」になってしまうこと。基盤も仕組みもないまま人を集めると、結局は穴の空いたバケツに水を流し込むようなものです。代理店は喜ぶけど、会社は疲弊するだけ。
本当にやるべきは逆算です。
どの商品が利益を支えているのか。
どんなお客様が長く続いてくれるのか。
どうすれば一度きりではなく、繰り返し買っていただけるのか。
この設計を固めて初めて「じゃあ、どれくらいの認知が必要なのか」が計算できる。認知は出発点じゃない、最後に調整するレバーなんです。
僕は経営をやってきて、何度も失敗しながらようやく分かりました。マーケティングを認知拡大から始めてはいけない。
まずは売れる仕組みを作ること。
これを抜きにして「知ってもらおう」と動き出すのは、必ず失敗するパターンです。
もし今、あなたの会社が「まずは知名度を」と考えているなら、一度立ち止まってほしい。認知は最後でいい。仕組みを整え、利益を生むモデルを作ってから必要な分だけ広げればいい。
僕自身が痛みを持って学んだことを、あえて強い言葉で伝えておきます。
株式会社白河グループ/代表取締役 河野牧人