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企業ブランディングが生む
“圧倒的な存在感”

企業ブランディングとは、企業の持つ無形資産(歴史・理念・文化・人材・技術・社会的意義など)を再発見し、それらを“独自の軸”として明確化・言語化・ビジュアル化し、社内外へ強力に発信していく戦略的な取り組みです。単なるロゴデザインや広告キャンペーンにとどまらず、経営戦略・組織文化・マーケティング・採用・社会貢献などを包括的に結びつけることで、“他社には決して真似できないブランド価値”を獲得するのが最大の目的です。

差別化から“唯一無二”へ

価格や機能での差別化が限界を迎える中、企業ブランディングは“企業の存在そのもの”に価値を生み出し、競合が追随しにくい優位性を構築します。

社員や社会を巻き込む強い求心力

ブランド理念を社員全員で共有することで、一貫した行動指針と高い士気を生み出し、社会全体からも応援される存在感を獲得します。

長期的な企業価値とレジリエンスの確立

時代やトレンドの変化にも揺るがない“本質的な軸”を築き上げることで、経営上のリスクや環境変化に対しても強靭に対応できる土台が整います。


企業ブランディングの重要性を示すデータ

ブランド投資と売上増加率の関連

ある外部調査(参考:Interbrand、BrandZなど)によると、企業ブランディングに3年以上継続投資している企業は、そうでない企業と比較して売上増加率が平均18〜25%高いとされています。
ブランド力の強化が「広告ROI(投資対効果)」の向上や「価格帯アップ許容度」へ直結するため、結果として売上に好影響を与えます。

ブランドが企業評価に占める“無形資産”の割合

世界的な大企業のバランスシートを分析すると、最大70〜80%が無形資産(ブランド、特許、人材など)で占められているケースがあります。
強固なブランド力は、その企業の株価や投資家評価を底上げする“隠れた原動力”です。

社員エンゲージメントとブランドの相関

ブランド理念を明確に掲げている企業は、社員の離職率が平均して10〜15%程度低下し、モチベーションやエンゲージメントが大幅に向上する傾向があります。
社員が“自社のブランド”に誇りを持つことで、自発的に新規アイデアを提案する風土が育ち、イノベーションが加速します。

NPS(顧客推奨度)の改善

企業ブランディングを導入後、NPSスコア(顧客が友人や同僚にその企業を推奨する意欲を測る指標)が1.5〜2倍に増加した例も報告されており、リピーターや“口コミ”効果が高まることが期待されます。


当社が提唱する“強靭なブランド力”
構築のフレームワーク

2-1.ブランド構築の全体図

下図は、企業のDNAを源泉としながら、社内(インナーブランディング)と社外(アウターブランディング)を有機的につなぎ、“強靭なブランド力”を確立する流れを示しています。

ブランディング成功の鍵
ブランディング成功の鍵

2-2.各ステップのポイント

本質価値・ビジョン定義

白河グループ企業ブランディングのイメージ

創業者の想い、歴史、独自技術、人材の強み、社会的使命を多角的に分析し、「なぜ私たちは存在するのか」「どんな未来を創りたいのか」を言語化します。
経営陣・社員・顧客・地域住民など幅広いステークホルダーの声をヒアリングし、“企業の根幹”を浮き彫りにします。

コアメッセージ・ブランドステートメント策定

握手する様子

本質価値を的確に表す一文(例:「私たちは〇〇を通じて、□□を実現し、△△な社会を創ります」)を創出し、全員が迷わず“ブランドの芯”を語れる状態にします。
ブランドステートメント、タグライン、ブランドエレベーターピッチなど、社内外で使い分けられる表現を複数用意します。

クリエイティブ開発 & ストーリーテリング

白河グループの打ち合わせの様子

ロゴ、カラー、フォント、写真、動画、音楽、コピーライティングなど、五感に訴えかける多面的な表現を構築。
創業エピソードや社員のストーリーなど、“企業だけが持つ物語”を紡ぎ出し、感情を揺さぶるストーリーテリングを行います。

インナーブランディング(社内浸透)

白河グループの社内ミーティング

社員研修、ワークショップ、イントラネットでの情報共有、ブランドハンドブックなどを通じて、社員一人ひとりが“ブランドの体現者”となるよう促します。
組織風土の改革(挑戦を歓迎する文化、失敗を許容する仕組みなど)を同時に進めることで、長期的な企業文化の進化を目指します。

アウターブランディング(顧客・社会への発信)

白河グループ企業ブランディングのイメージ

SNS、オウンドメディア、広告、イベント、PRなどを戦略的に展開し、ブランドの世界観を“外部”と共有。
ファンコミュニティや地域連携、SDGs・社会課題との結びつきを強化することで、「応援される」「共創される」ブランドへと高めます。

強靭なブランド力の完成と社会的インパクト

白河グループ企業ブランディングのイメージ

強固なブランドは、市場競争に揺らがず、企業と社会を同時に進化させる源泉となります。
株価や採用力の向上のみならず、社会変革の旗手としても注目され、「企業ブランディング=社会価値の創造」を実現します。


当社サービスの特長

3-1.
リサーチと定量データ活用で説得力を高める

360度リサーチ
経営層・幹部・中堅社員・新入社員・退職者・顧客・地域社会など、あらゆる層へのヒアリングと観察を実施。企業の見えざる魅力や埋もれたストーリーを掘り起こします。
定量調査の徹底
市場シェアや売上構成、SNSエンゲージメント、社員満足度、NPSなどを数値化し、Before/Afterで比較検証できるKPIを設定。
カルチャーマップの作成
部署間のコミュニケーションフロー、実質的なリーダー層、非公式ルールなど、組織の“リアル”を可視化し、改革のヒントを得ます。

3-2.
社内外にブレない軸を共有する“ブランドステートメント”策定

ブランドストーリー開発
創業者の宿命的ビジョンや社員の熱き想い、社会への約束などを3〜5分の物語としてまとめ、社内外のプレゼンや動画コンテンツで活用。
ブランドエレベーターピッチ
30秒〜1分で企業の魅力を語れるフォーマット(例:「私たちは◯◯を武器に、△△の社会を創っていく先進企業です」)を整備し、社員全員が同じ“核”を伝えられる状態を作ります。

3-3.
五感に訴えるクリエイティブとストーリーテリング

ビジュアル・アイデンティティ
ロゴ、カラー、フォント、パターン、写真や動画のトーン&マナーなどを統一し、どのタッチポイントでも「その企業らしさ」が伝わる設計を行います。
音楽・サウンドロゴの開発
イベントや動画などで使用するサウンドロゴを独自に作り、“耳”から印象づけることでブランディングの幅を広げる
キャラクターやマスコット(必要に応じて)
消費者との距離を縮めたい場合、企業理念を具現化するキャラクターを生み出し、親しみと愛着を持たせるアプローチを行います。
ストーリーテリング・コンテンツ
社員や顧客のインタビュー記事、創業ストーリーをアニメや漫画化、ドキュメンタリー動画化するなど、多様な媒体を使いながら“心を動かす”物語を提供。

3-4.
インナーブランディングで組織文化を変革

ブランド研修・ワークショップ
全社員が参加できるプログラムを組み、「自分の言葉でブランドを語れる」状態に。体験型ワークショップでブランド理念を身体感覚で理解。
ブランドハンドブック・オンラインポータル
企業理念や行動規範、デザインガイドラインなどをまとめたハンドブックを作成し、イントラネットやSNSを活用して常にアップデート。
社内コミュニケーションのデザイン
部署間をまたぐタスクフォースやプロジェクトチームを編成し、“挑戦を歓迎する”文化を醸成。失敗を学びに変える制度設計で社員の心理的安全性も向上。

3-5.
アウターブランディングで社会との共感を拡大

SNS戦略とコンテンツマーケティング
各SNS(Twitter、Instagram、YouTube、LinkedInなど)でのコンテンツ運用方針を立案し、ストーリー性と世界観を軸にファンを増やします。
コミュニティ運営とファン化施策
オフライン・オンラインのイベント、ワークショップ、ファンミーティングなどで“応援したい”ファンを育てる。特典やメンバー限定企画などで熱量を高めます。
メディアPR・広報活動
プレスリリースやメディア向けイベントでブランドの核を分かりやすく伝え、話題性と信頼度を高めます。
SDGs/ESGとの結合
企業理念を環境問題や社会課題解決と結びつけることで、ブランドの社会的意義を深め、ステークホルダーからの共感や協力を得やすくします。

3-6.
長期的フォローとブランドアセット(資産)の育成

定期レビューとKPIモニタリング
  1. 認知度や売上、SNSフォロワー数、NPS、社員満足度、ESGスコアなどを四半期ごとに測定。
  2. 必要に応じてブランド戦略やクリエイティブを微調整し、常に“最良の状態”を維持します。
ブランドガバナンスとガイドライン管理
  1. 各部門やグループ会社でも一貫したブランド表現ができるよう、ガイドラインを定期的に更新・共有
  2. 企業拡大やM&Aが発生した際にも、ブランドポートフォリオの整理やアーキテクチャの見直しを支援します。
ブランド委員会/ブランドガーディアンの設置支援
社内横断チーム(ブランド委員会)や担当者(ブランドガーディアン)を育成し、社内でブランドを守り、発展させる仕組みを構築します。

プロセスと成果物のさらに具体的な内容

ステップ 主な活動内容 成果物・アウトプット例 期間目安
1. 診断・
リサーチ
  • 経営陣・社員・顧客の多角的インタビュー
  • 市場分析・競合比較
  • 社員アンケート・カルチャーマップ作成
  • ブランディング課題定義レポート
  • 定量調査データ(認知度・NPSなど)
  • カルチャーマップ、課題一覧
約1〜2か月
2. コア・コンセプト・
ビジョン策定
  • ワークショップを通じて企業の本質価値を言語化
  • ブランドステートメント・タグライン案の作成
  • ブランドステートメント
  • ブランドピラミッド/アーキテクチャ
  • 社内プレゼン用資料
約1〜2か月
3. クリエイティブ開発 &ストーリーテリング
  • ロゴ・カラー・フォント・音楽などの開発
  • インタビュー記事や動画制作
  • キャッチコピー・ストーリーブック企画
  • デザインガイドライン
  • ロゴ・キャラクター・映像素材
  • ストーリーブック、インタビュー動画
約2〜3か月
4. インナー
ブランディング
  • 社員向け研修・ブランド体験ワークショップ
  • ブランドハンドブックやイントラネット運用
  • 研修プログラム・教材
  • 社員向けブランドハンドブック
  • イントラネット特設ページ
約1〜2か月(継続可)
5. アウター
ブランディング
  • SNS運用・広告・PRイベント企画
  • ファンコミュニティ運営・共創プロジェクト
  • コミュニケーションプラン
  • PRイベント企画書
  • ファンサイト・オンラインコミュニティ
約2〜4か月(継続可)
6. 効果検証・
長期フォロー
  • KPIモニタリング(売上・認知度・NPS・ESGなど)
  • ブランドの定期アップデート
  • 組織変革の継続支援
  • レビュー報告書
  • 改善計画・新規施策提案
  • ブランドガイドラインの更新
半年〜数年単位

導入効果を最大化するためのポイント

経営層の強力なコミットメント

経営者自身がブランド理念の重要性を深く理解し、全社レベルで推進をリードすることで、施策の成功率は飛躍的に高まります。

社員参加型のプロセス

社員が“自分事”として関われる場(ワークショップやアイデア募集など)を整え、現場の声を吸い上げつつ共創することで、組織全体の納得感が高まります。

継続的なデータ検証

ブランディングは“一度きりのイベント”ではなく“継続的な進化”が鍵です。定期的にデータを計測し、改善PDCAを回すことで強靭さを保ちます。

長期視点での投資意識

短期的な売上向上だけでなく、5年先、10年先も生き残るための“軸”づくりという視点を持つことで、企業価値が大きく飛躍します。

社外ステークホルダーとの共創

顧客・取引先・地域社会・行政・NPOなどとの協力体制を構築し、社会を巻き込む形でブランドを育成すると、相乗効果でインパクトが倍増します。


導入効果を最大化するためのポイント

製造業:創業50周年を機にブランド刷新

課 題
社員の間で創業理念が形骸化し、若手のモチベーションが低下。価格競争も激化。

取り組み
創業当初の貴重な資料やOBへのインタビューを実施し、“創業者の社会貢献意識”と“技術革新への挑戦魂”を再定義。ブランドステートメントを策定し、社員ワークショップで理念浸透。
下矢印
成 果
新卒採用数が前年比150%増、離職率が大幅低下。高付加価値商品へのシフトが成功し、売上も2年間で20%増加。

ITサービス:急成長ベンチャーのブランド強化

課 題
急拡大に伴い社内外で“何を目指す企業なのか”が曖昧に。社員の一体感不足、顧客にもブランドイメージが伝わりにくかった。

取り組み
全社員を巻き込む価値観共有ワークショップ、SNS向けコンテンツの大幅刷新。企業カルチャーを強調した動画制作と発信。
下矢印
成 果
SNSフォロワー数が半年で3倍増、NPSが20から45に上昇。採用応募者数が急増し、“社員がブランドの広告塔”となる好循環が生まれた。

食品メーカー:地域ブランディングとの連携

課 題
ローカルブランドとして知名度が限られ、大手との競合も激化。地元農家や観光業との連携を模索。

取り組み
「地元の生産者と共に価値ある食卓を作る」というコンセプトを打ち出し、地域住民や観光客向けの体験型イベントを実施。地域SNS活用で発信強化。
下矢印
成 果
地域農産物のブランド価値が高まり、都市部での販路拡大が成功。観光誘致にもつながり、行政やNPOとの協働プロジェクトが拡大。

よくある質問(FAQ)

ロゴやデザインを変えるだけでは不十分でしょうか?

ロゴ刷新やデザインのアップデートも大切ですが、本来のブランディングは企業の理念や行動指針、社内文化、社会との関係性までを含む包括的な取り組みです。表層的な変更だけでは持続的な効果を得にくいので、中長期的視点での戦略をおすすめします。

企業ブランディングにはどのくらい時間がかかりますか?

小規模〜中規模なら3〜6か月程度で初期フェーズは完了しますが、長期的には1年以上かけて社内文化の根付きを促進し、ブランドを育てることが理想です。

予算感はどのように決まりますか?

企業規模や求めるアウトプット(ロゴ制作、動画コンテンツ、イベント企画の有無等)によって変動します。まずはヒアリングを通じて必要工数を見積もり、最適なプランをご提案いたします。


お問い合わせ・ご相談

「企業の内なる価値やストーリーを掘り起こし、圧倒的なブランド力を築きたい」
「価格競争に巻き込まれず、自社らしいビジョンで社会をリードしたい」
「既存ブランドを刷新し、社員が誇りを持って働ける企業文化を創りたい」
そんな思いがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
当社専門チームが、貴社の現状やご要望を丁寧にヒアリングし、最適なブランディング施策をご提案いたします。

企業が持つ“可能性”を最大限に引き出し、未来を創る

企業ブランディングは、単なる見た目の刷新や短期的キャンペーンではなく、「企業の魂を解き放ち、社会にポジティブな変化をもたらすエンジン」です。自社の存在理由や文化、社員の熱意、地域や顧客との関わり
―そうした要素を徹底的に磨き上げ、ひとつの“軸”として定義するとき、企業は想像を超えた飛躍力を得ます。

ブランディング成功の鍵
ブランディング成功の鍵

私たちは、その“圧倒的な存在感”を企業が身につけ、社会全体が連動しながら新しい価値を生み出す瞬間を、ともに創り上げていきたいと考えています。「強靭なブランド力」は貴社の成長を確実に加速させ、社員・顧客・地域・そして未来のすべてに喜びとインパクトをもたらすでしょう。ぜひこの機会に、企業ブランディングの新たな一歩を踏み出してください。

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